こんにちは!レミーです。
今日は、身体の不調がある時にやってはいけないこと5選ということでお話していきたいと思います。
身体に不調がある時どちらかと言えば何かをしたり対処するという足す方をやりがちですが、実は何かを止める引き算の方が大事だったりします。
僕はこれを引き算健康法と呼んでいて実際に来られる患者さんにもお話しています。
そこで今回はその内容を5つに絞り理由と共に解説していきますね。
不調を探す
これ結構やってしまっている人多いです。
特に肩や腰の痛みを抱えている人に多く、日常生活で絶対やらないであろう角度に動かして【あ、まだ痛い。こうすると痛い。】と毎日確認してしまうんですね。
この確認は痛みが長引けば長引くほどやりがちな間違いで、痛みを確認するから痛みが長引くという側面もあります。
不調を探すことをやってはいけない理由としては脳みそが関係しています。
不調や痛みを感じているのは脳みそで不調を探してしまうと脳みそは不調を見つけ出さないと満足できない習性があるんですね。
これは身体の回復過程において全く不必要なことであり、やってしまうと回復は遅れ探せば探すほど身体に定着してしまいます。
速攻で止めた方がいいですね。
長期間薬で不調を抑え込む
僕は鍼や灸、各種療法をしていますが薬も有効だと考えています。
ですが、その薬の使い方を間違ってしまうと回復が遅れることもありますし、症状が固定化したり副作用で他の所に影響が出てくる場合もあります。
人間本来は自然治癒力という自分で治す力が備わっており、薬も含めて各種療法はその手助けに過ぎません。
特に痛み止めの常用は注意が必要で長期間使用を続けるとだんだん痛み止めの効果が薄れてくると同時に痛覚以外の感覚も弱まってしまいますし、
胃腸にも影響が出ることは良く知られていますね。
対処の方法としては不調の根っこの部分にアプローチすることです。
不調の重症度が高い場合は薬の力を借りて体力を回復させることを先決に行い、身体の体力が回復してくれば徐々に薬を減らしていくか薬を止めて症状の原因にアプローチしていくことですね。
不調の原因を自分の外側のせいにする
何か自分がしんどくなってしまった時自分の外側に原因を求めがちです。
これは言い出すとキリがなくて家族・会社・社会・人間関係・天気全てです。
もし本当に自分の外側に真の原因があるとしたら、外側が変わって自分の思い通りにならないと身体の回復は不可能になってしまいます。
バランスをとりながら上手く付き合っていくのも一つの手ですが、外側は変えられないと諦めて自分を変えていく努力をするのも有効な手の一つです。
我慢する
特に男性に多い事例ですね。
前提として身体の不調は身体からのサインで、
・もうこれ以上無理をするな。
・何かが間違ってるぞ。
この2つのどちらかにあたります。
そういったサインを無視しながら日常生活を送っているといよいよ身体は強制的に休ませようとするのでぶっ倒れます。
これは筋骨格系や内臓だけに限らず精神的な心の面も同じで我慢を続けると行き着くところは強制休息になります。
対処法としてはまず自分の身体のことを一番に考えることですね。
今の我慢が家族や会社や周囲の人の為と続けて身体が壊れてしまった時、結果的に悲しい思いをするのは周りの人たちです。
もちろん我慢しないといけない場面は多々ありますが、よく自分の身体を観察してある程度の線引きをしておかなくてはなりません。自分だけで抱え込まずに最低限病院へ行くことや誰かに話を聞いてもらうことくらいはした方がいいですね。
無理に治そうとする
身体の歪みを無理やり力で治そうとすると身体は反発します。
それが痛みを伴うものであれば余計に反発し逆に歪みが強くなることもあります。
たまに奇跡的にハマることもあるんですけどね。
今も語り継がれている荒療治という荒い治療は向いている人と向いていない人がいます。
特に江戸時代の人たちは現代の日本人に比べて相当の体力を持っていたし、荒療治に耐えられるポテンシャルもありました。
今は昔と比べて身体は大きく変化し荒療治が合わない人の方が多いですね。
無理に治そうとする場合はそれ相応のリスクもあるということを知っておいた方が良いですね。
対処法としては全く逆になりますが、快へ向かうということになります。
眠たい時は寝て、食べたくない時は食べないなど身体が求めていることに素直に応じ、できるだけ気持ちいい快を追求していくことです。
自律神経系にも作用してくれますので回復は早まることでしょう。
最後に
身体は一人一人違いますので何が合っていて何が合わないかはその人にしかわかりません。
その時のタイミング(拍子)もありますし一概には言えません。
ですが、身体にとって良くないことはすぐにでも止めた方がいいですね。
自分で良いと思ってやっていたことが実はそれが症状の原因だったということもよくあります。
何かをプラスしていくことはお金が掛かりますが引き算にお金は掛かりません。
まずは引き算をしてみてそれからプラスしていっても遅くないと思いますね。